原爆の思い出2 Santai Sangyo Home Page公開済み by 福永忠秋 -U174の 創業の歴史 · 水曜日 08 6月 2022 · 1:00 広島市が米軍の新型爆弾で爆撃され、市は全滅したというニュースが間もなく伝わった。自分もびっくりしたが、岡本君と会社の事が気になるので、交通機関は全部不通になっていたが、一人歩いて五キロ余り離れた広島市西端の己斐町にあった鉄道官舎に向かった。途中、焼けただれてお化けのようになった人々が、水膨れした両手を下げながら、ぞろぞろ歩いて広島方面から来るのに出会った。見るも気の毒なこれらの人々のうち数名を、自分の家に一時休養させて、夫々目的の地に送った。